第4章 確率論の基礎
ゆがみのないコインを繰り返し投げる試行をシミュレーションにより再現してみよう.
まず,結果の再現性を確保するために,コンピュータに(疑似)乱数を発生させる際の「乱数の種」を設定しておく.同じシードであれば,同じ結果が帰ってくる.
次に,コイン投げ関数をsample
関数を利用して作成する.表をH,裏をTとする.
4.1 コインを一回投げる
コインを一回投げる.
## [1] "T"
コイン投げ試行を1000回行って結果の割合を見てみよう.
##
## H T
## 0.505 0.495
それぞれ,確率の古典的定義の1/2に近似する値になった.試行回数\(n\)を増やしていくと割合は1/2に近づいて行くものと期待できる.